理学療法と身体操作の気づきと雑感

理学療法と身体操作について気づいたことや、ふと思ったこと、なんか言いたくなったことなどを書き留めてゆきます。個人的見解が多いので、ご了承ください。

アライメントに依存する運動パターン

今日!

今朝、気づきました!

1月から太極拳を習っているのですが、

どうも体重移動のときの力の流れというか、

足に体重が乗せて、踏ん張るときの、タイミングが、

上手くいかない、そのズレに違和感があった、のですが、

その原因がわかりました。


日頃よりお世話になってる、とある先生に聞いたことがあるんです。


中国人は、日本人よりも骨盤が前傾している。

日本人は、中国、韓国よりも骨盤は後傾だ。と。


太極拳の写真と、日本舞踊の写真を比べると、たしかに骨盤の角度が違いますね。

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それを思い出して、ほんの少し、自分の仙骨を前傾させて型をやってみると、

なんと、うまく動けました。

力の入るタイミング、体重が乗るタイミングが、しっくりきました!


なるほど、太極拳の型で動くには、日本人の仙骨はやや後傾なのかもしれません。


逆に言うと、日本人が太極拳をやるときは、

ほんの少し、仙骨を前傾させないといけないということ。


ちなみに、日本や中国といった東洋の骨盤角度であれば、上下肢の連動(力の流れ)は同側ですが、

もっと骨盤を前傾させていって、欧米やアフリカのようなアライメントになると、上下肢の連動(力の流れ)は対側になります。


このように、アライメントによって、力の流れ(姿勢緊張と運動パターン)は変わります。


つまり、対象者の、骨格、生活歴、これから(再)獲得すべき運動パターンを考慮して、

アライメント調整と、姿勢・運動コントロールを、することが大事なんですね。


さて、研修会のお知らせです。

5月12日、僕に上述の骨盤角度の重要さを教えてくれた稲村先生と研修会をやります。

テーマは、アライメント調整などのベースとなる、『関節可動域制限の治療の基礎』です。

ぜひ、ご参加ください。

大阪府理学療法士連盟研修会『関節可動域制限の治療の基礎』