正解はシンプル☆
その刺激は組織をどうするのか。
それを考えれば考えるほど、
組織の治療対象症候に対する介入は、よりシンプルになる。
振動は、軟部組織内のプロテオグリカンの保水性を高め、
すなわち柔軟性を改善させる。
ぐりぐり揉む必要はない。
関節の周囲の組織なら、肢節を揺らせばいいし、
筋腹中央付近なら、直接触れて振動させればいい。
非神経原性筋収縮は、短縮した筋節を伸長位にしなくては意味がない。
硬結部位に圧迫を加えながらストレッチまたは関節運動を繰り返すことが有効になる。
筋は、正しい位置(起始と停止の最短線上)にあってこそ、最大伸長によって正常ROMに寄与し、
また、効率的に収縮できるため効果的に筋出力を発揮できる。
さらに、筋は、関節運動時に、起始と停止の最短線上にあるべく、動きながら伸張、収縮する。
よって、筋の位置の修正と可動性を改善させることは、ROMだけでなく、筋出力も改善させることになる。
そもそも、関節を正しく動かすことが難しいのだが、
この技術について真剣に練習をしたことはあるか。
いや、表現が悪い。
「関節を動かす」じゃない。
「関節で動かす」だ。
「骨を関節で動かす」なんです。
それが「肢節を動かす」ということ。
運動側の骨の関節面が凸の場合、
その動かし方は、棒の一端を中心にして、棒のもう一端を持って、その棒の長さが半径の円弧を描くという、動きに似ています。
こんな運動したことありますか?
練習しましょう。
関節の正しい動かし方(ROM運動)
筋、皮膚などの正しい触れ方、動かし方
ROM制限の治療の考え方など
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僕の治療観については、コチラをご参照ください。
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そして、その評価・治療の技術こそが、理学療法士ができて当たり前の技術であるという観点から、理学療法士の専門性を明確にしていきましょう!